top of page

ぽかぽか

もろたもろた言われんよ

千円札僕につかませた

ばあちゃんの手はカサカサで

しわしわで ぽかぽかだったな

僕は走って オモチャ屋へ

変形ロボの超合金

いろんな形に変わるんだ

ほら見て 僕の宝物

てなところで目が覚めて

隣で君が寝息を立てて

そっと握った手は ぽかぽかで

こうやって愛は繋がってるんだね


歳とって 脂がなくなって

色々染み込みやすくなったのかな

箸が転んでも泣けちゃうお年頃

ありがとうって お互い想いあって

それだけでぽかぽか陽がさして

洗濯機回そう 終わるまで もう少し寝よう

あーロボは こんな風に形をかえた



どうだい神様

僕の人生は半分過ぎたくらいかなぁ

「恋したい」は今じゃ「腰痛い」 

誰が言ったのか うまいこと言うよなぁ

お互い丸くなって やがてしぼんで小さくなって

同じ箱に入って眠ろう

でも君は寝相が悪いからなぁ


歳とって 脂がなくなって

少し焦げ付きやすくなったかもな

お互い老眼じゃ見えぬ 落としどころ

ごめんねって なかなか言えなくて

心をボカボカ 叩き合って

背中向けて寝よう でも 朝には絡まっていよう

あー君の寝相の悪さも愛しく思えるや


自分以外の 誰かのために

生きていくこと決めたとき

心がぽかぽかになったよ 

懐かしいよな 照れくさいよな



歳とって脂がなくなって

色々染み込みやすくなったのかな

箸が転んでも泣けちゃうお年頃

ありがとうって お互い想いあって

それだけでぽかぽか陽がさして

洗濯物干そう その後で パンでも焼こう

あーロボはこんな風に形をかえた

ほら見て 僕の宝物

閲覧数:21回0件のコメント

最新記事

すべて表示

笑わないでよ

卒業文集に書いた作文は ちんちん出すより 恥ずかしい言葉だらけ 今 こうして あなたの前に立ち やっぱりちんちん出すより 恥ずかしい歌 歌ってる 僕の“心”を あなたの“耳に” そう書いて“恥”と読むのは きっと誰もが 勇気を出して 愛を伝えてきたから...

コント

僕はぎゅっと握っている それが赤い糸ならロマンチックだったんだけど 僕はぎゅっと握っている 君と交わることのない 一本のロープを ふとした拍子に放してしまわないように タイミングを間違えないように 手に汗も握りながら いつか君が死んでしまいたいほどの...

Comments


bottom of page